今回はさらりと短く書いてみました。
公務員試験を頑張って、やっと入庁したのもつかの間、次は裁判所職員総合研修所への入所試験が待っています。
入所試験は強制ではないので、書記官になりたい人が受験します。受けない人もいます。
試験日は7月中旬頃ですが、裁判所事務官として新規採用されるのは4月。
どう考えても間に合わないです。私は、公務員試験後に勉強を続けていたわけでもないので、忘れてしまっていました。
内部試験で裁判所書記官になるとは聞いていましたが、具体的な試験内容は知らなかったので、
正直、「また勉強するの!?」と思ったものです。
しかも、公務員試験で勉強したのは憲法の論文だけだったので、
「民法と刑法と訴訟法までやるの!?」
とも思いました。
民法、刑法、訴訟法の論文の書き方なんてわかりません。(あとから考えると、憲法の論文の書き方も、公務員試験とは違うなと思いました。)
ですので、4月の新規採用者で一発合格するのはだいたい司法試験経験者でした。
司法試験は論文試験なので、司法試験経験者は論文を書き慣れています。
勉強会にも出ましたが、採用された4月は直前期なので、答案練習会になっています。
問題を二問出されて、時間内に書いて提出する、というものです。
なので、初めて答案練習会に出たとき、まわりの人がガリガリ文章書いているのを見て、
「(゜Д゜)ハァ?」
と思いました。後で配られる模範解答も、とてもよく書けていました。
なんでみんなそんなに書けるの…自分って遅れているのかな、と思った新採用の皆さん。
落ち込むことはありません。
その場ですぐ書ける人って司法試験経験者か、自分たちよりも先に採用されて勉強してきた人たちですもん。
そんな人たちと対等に渡り合えるはずありません。
しかも、勉強して二年目です、三年目です、という人も混ざっています。割とよく落ちるので…
なので、書いてみて、解説を見て、また書いて…と書く練習をひたすらしていれば自然と書けるようになります。
問題をやればやるほど論点がわかってきて、手を変え品を変え、同じことを聞いていることがわかってきます。
勉強会も、向き不向きがあると思います。
勉強のペースが保てるのであれば、勉強会に出ずに答案の回答や解説だけもらうのもありです。
勉強しなくなっちゃうなーという人は、強制的に勉強することになるのでいいと思います。
私は、三回落ちて、勉強を2年ほどやらずに、5年目でやっと合格しました。
そのときは、勉強会には出ずに、上司からもらった答案の問題と解説を使って自主勉強していました。
そっちのほうが、「今日はこれをやろう」と自分で決められますしね。
勉強会だと、自分がやりたい科目と違うこともあるので、出ていませんでした。
でも、初めての時は、同じ事務官同士知り合いにもなれたり、情報が回ってきたりするので、出てみるのもいいかもしれません。
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