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夏季休廷

あと少しで夏休みに入る事件部が出てきますね。ああ夏休み。

以前もお休みのことについては裁判所の有給事情でお話しましたが、今回は、夏休みに入った事件部の雰囲気について、ふわっとご紹介します。本当にふわっとしてます汗

目次

休廷期間って?

事件部は、決まった曜日に裁判が行われるのでまとまった休みが取れません。

基本的には裁判がない曜日があるのですが、人によっては月~金まで予定がびっしりという裁判官もいます。

休めないじゃん。

そこで裁判所には、夏季休廷期間かききゅうていきかんといって、3週間法廷を休みにして、まとまった休みを取るようになっています。

法廷が休みになるので、事件についての問い合わせも減ります。

休廷期間に合わせて検察官も休みを取るので、仕事が減ります。

法廷が休みになるということは事件の進行が止まるので、弁護人からの問い合わせも減ります。

なので、まったりした雰囲気になります。

あのまったりした雰囲気、好きなんですよね~。

いつも慌ただしい部屋が静かになって、時間がゆっくり流れているあの感じ。

好きですねぇ~。

法廷が休みだからと言っても新しい事件は来るので、その期日を指定したりする仕事はあります。

期日の指定は裁判官の印鑑が要りますが、それは代わりの裁判官があらかじめ決められているので、その人にもらいに行きます。

新しい事件に関連した保釈請求が来たりします。(刑事部の話ですが。)

なので、まったく仕事がないということはありません。

でも、全体的にのんびりした雰囲気になります。

裁判官が来ないので、裁判官がいつも居る部屋の電気も消えていますし。

あの非日常感。好きです。

あとは、そろそろ自分の夏休みが来るのもあって、うきうきします。

あの気持ち。好きです。

たまに忙しいことも…

書記官や事務官もみんなが交代で休むので、休みが被ったりします。

1人にはならないようにするので、1人になりそうなときは調整しながらみんなで休みを取っています。

ですが、休みが被りすぎて部屋に2人しかいないということがたまにあります。

2人しかいないって、ちょっと不安になるんですよね。そわそわします。

基本はのんびりしているのですが、そういうときに限って忙しかったりするんです。

法廷はお休みでも、事件がなくなるわけではありませんからね…。

一人が席を外すと当然一人になります。

そのタイミングでなぜか電話が連続でかかってきたり、電話中にさらに電話がかかって来たり。

な ぜ 。

もうその電話は取れないので、諦めています。

一つの部屋に複数の部署がある部屋なら代わりに電話を取ってもらえるのですが、一つしかない部屋だと誰も取れません…もう一回電話かけてください…ペコリ

裁判官は来るの?

裁判官は基本的に夏季休廷期間は裁判所に来ません。せっかくの休み。

でも、休みを取っていても決裁が溜まっているだろうからと来てくれたりもします。

3週間、全く来ない人もいました。

それは別にいいんです。だってそのために決裁をする代わりの裁判官が指定されているんですから。

部の職員には、「この日は来ます」と教えてくれますので、その日に決裁をもらったりします。

たまに予告なしにふらりと来たりもします。

来ると言っても、基本的には休み中なので午前で帰ったり午後から来たり、2時間だけ仕事して帰ったり。

仕事をする時間はマチマチです。

裁判官は、男性であればワイシャツを着ているのが通常ですが、夏季休廷期間は法廷に立たないので、割とラフな格好で来たりします。

アロハで出てきた裁判官もいました。あれには少し驚きました( ´∀` )

こうしてみると、裁判官も普通のおっちゃ人間なんだなぁと、服装一つで感じました。

休廷期間明け

最近は旅行に行きにくくなっていますが、以前は皆さん海外旅行とか国内旅行に行っていたので、

夏休みが終わると、皆さんのお土産で机がいっぱいになります。

お土産で心は ほくほくになります。おやつにはしばらく困りません(*´ω`*)

でもこれから休んでいた裁判が始まるのです…( ゚Д゚)

夏休み明けは法廷を休んでいたぶん、結構期日がいっぱい入っていて忙しくなります。

何にも考えないで詰めすぎるとかなり大変です。

そこをうまーく調整するのも、書記官の腕の見せ所です。

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