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事務官三年目

急に三年目の話をしちゃいます。新採用から三年経つと、研修や異動があります。

目次

受からないと研修があります。

事務官として採用されて一年経った頃に、フォローアップセミナーという研修があります、ということはお話しました。

フォローアップセミナーは、各地方裁判所で行われる研修です。

そのあとはしばらく事務官が受ける研修はありませんが、

裁判所職員総合研修所入所試験に受からないで三年経つと、受かっていない事務官を対象に研修があります。

この研修は地裁ではなく、研修所で行われるものです。(現在はコロナの影響もあるのでわかりませんが。)

採用されてから三年目の人達ばかりですので、ほぼ同期が集まることになります。

私も試験に全然受からなかったので、この研修に行きました。

この研修は、司法行政文書の書き方など、これから事務局で働くために必要なことを教わりました。

司法行政文書の書き方って非常に細かくて、そんなのどうでもいいじゃん?!と思ってしまいました。

もちろん、みんなが好き勝手な体裁で文書を書くと読みにくくなるから統一されている、というのは分かっています。

そういう細かいの……これ以上は言わないでおこう。

でも、どうして三年目の事務官にそんな研修があるのかというと、

書記官資格を持っていないと、いずれは事務局に行くことになるからです。

なので、事務局での文章の作り方を覚えてもらおう、今後は事務局に行くこともあるから、そのための研修なのだと思います。

四年目は確実に事務局に行く、というわけではありませんが、その路線は確実になります。

ちなみに、書記官でも事務局に行くことはあります。

本人の希望とか、裁判所の都合とかで。

書記官の中でも仕事ができる人は事務局に行っている気がします。

地裁の事務局→高裁の事務局→最高裁の事務局などなど…

ここまでくると、エリート街道まっしぐらかも。

そもそも試験には受からないの?

事務官三年目ということは、入所試験を多くて三回は受けていることになります。

そんなに受からないもの?と思うかもしれません。

入所試験の一次試験の合格発表は9月にあるのですが、現在進行形で三回落ちている事務官はいます。

このあいだも結果発表がありました。

この結果はオープンになるものではなく、職員個人に教えられるものなので、そこは安心してほしいのですが、

事務官の方から「ダメでした~」と言ってくることが多いです。

司法試験のためにずっと勉強してきた人たちとの戦いになるわけですから、学部卒の人からすると大変です。

私は三回受けて、受からなかったので試験を受けるのやめちゃいました。

仕事終わって勉強して、休日も勉強、というのを三年もやっていたら嫌になりますもん。もん。

一方で、一度も受験をしていない事務官もいます。

大体の事務官は流れに任せて受けていますが、もともと書記官になるつもりがないという人もいます。

ほかにもその人の事情とか、いろいろあると思います。

人それぞれなので、それは構わないと思います。

初めての異動

そして、事務官も三年目になると、翌年は確実に異動です。

事務官に限らず書記官もですが、基本は三年を目途に異動していきます。

異動する前には引き継ぎ書を作るのですが、事務官の場合は事務官マニュアルがあるので、それを改訂することも日常の仕事だと思います。

採用から三年経った事務官の異動先は、今まで行っていた仕事とは違う仕事をすることになると思います。

例えば民事の仕事をしていたら、次の仕事は刑事もしくは家事の仕事をする、などです。

異動の準備のことは何度も異動してきた先輩に聞けばいいと思いますが、知らない所に行くわけですから心配ですよね。

何もかも分からない新採用というわけではないけれども、

部屋の物品の場所も分からない。

建物も、どこになにがあるか分からない。

交わされる言葉が日本語に聞こえない。

などなど…

これは事務官に限らず、未経験の部署に行けば誰でもそうなります。

大変なんですよ~。日本語に聞こえないの本当に大変なんですぅ。

「なんていう意味ですか?」みたいな質問してます。今でも。

しかし、三年間仕事をしていると、仕事の内容は分からなくても仕事のやり方はわかっているので、新採用の頃よりは慣れるのが早いと思います。

でも、やはり新しい仕事なので、分からないときは分からないと言ってOKです。

勉強する姿勢は大事だけどね。

異動の情報がオープンになったときに、異動先の上司も周りの職員に「民事(刑事・家事)の経験無い人だよ」という話はしているだろうし、

自己紹介の時も、「やったことありません」と言っておけば教えてくれるので、

「分かりません!」とはっきり言って良いです。

まとめ

唐突に三年目の話をしましたが、初めての異動があるよ、研修もあるよ、

ということを書いてみました。

研修の内容は、あの、記憶が……。当時の仕事に直結していなかったもので…記憶が…

先を見据えた内容だったはずなのにね。

その後、無事に書記官になれたのですが、事務局に行っていたら研修のありがたみが分かったのかもしれません。

結局、事務局に行ったときにヒイヒイ言いながら覚えることになると思います( ;∀;)

三年経つと少しずつ周りも見えるようになって、今後のキャリアを考えるという上で、三年目というのは分岐点なのかもしれません。

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