守秘義務とか、なにかと難しそうな裁判員制度。施行されて12年。
そんな裁判員さんの、難しくないお昼休みのお話です。
裁判員さんが過ごす部屋
裁判員裁判は連日開かれることが多く、丸一日拘束されます。
裁判員の方が過ごす部屋は「評議室(ひょうぎしつ)」と呼ばれます。
そこには、お茶やコーヒー、雑誌などが用意されています。ほかにも鍵のかかるロッカーや冷蔵庫と電子レンジもあります。
裁判所によるかもしれませんが、私が所属していたところはおやつが用意されていました。おやつは予算には入っていないので、おそらく裁判官が集めている部費、もしくはポケットマネー。
チョコやおせんべいなどなど。消費量は選ばれた裁判員さんの個性で変わりますが、やはり甘いお菓子は人気がありましたね。
別の部では、ちょっと攻めた(辛めの)お菓子を用意したら全然減らなかったと言っていました笑
お昼休み
お昼休みは大体1時間くらい用意されています。
お昼休みは外に行ったりする人もいますが、評議室でお昼を取っている人が多かったです。
その中でも、裁判所側が注文するお弁当を食べる人も結構います。
裁判所側が注文するお弁当は、職員も頼んでいるものです。
朝に登庁されたときに、お弁当を注文するかしないかを聞いていました。ちなみにお弁当代は裁判員さんが自分で出します。
全員注文するときもあれば、一人しか注文する人がいないなど、その時によってマチマチでした。
お昼は裁判官も評議室で食べます。裁判官や裁判員の方たちがわいわい楽しそうにお昼休みを過ごしている声が聞こえて来たりしました。
もちろん集まった人たちの個性にもよりますが、たまに裁判員同士でめちゃくちゃ仲良くなっているときもありました。
お昼を食べ終わったら、仕事の電話をしている人もいれば、外出する人もいました。
みなさん思い思いに過ごしていました。
当日にすぐ裁判の期日があるときは?
裁判員を選ぶ選任手続が午前中にあって、午後に早速裁判があるということもあります。
このときは、裁判員さん人数分のお弁当を裁判所側が事前に注文しておきます。みなさん準備がないことがほどんとですからね。
頼まない人がいたら職員が食べていますが、だいたい皆さん事前に注文したお弁当を食べています。
お弁当と関係ない話ですが
裁判員のために、お昼休み以外にもちょくちょく休憩があります。
裁判で一生懸命話を聞いて、評議では一生懸命話し合って、あたまパンクすると思います。ウンウン
でも、みなさん裁判員をやってみて良かったと言ってくれているので、裁判員の候補者になったら是非選任手続に行ってみてください(*‘ω‘ *)無理やりの宣伝。
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