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裁判所事務官試験受験記-2-

前回に引き続き10年前の受験記を書いていきます。

今回は、面接以降のことをお話します。

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目次

裁判所事務官試験の面接

裁判所事務官の面接は、試験全体の配点の半分近くを占めるので重要です。

半分を占めるって、なかなかないと思います。人物重視の裁判所。

面接対策は、予備校で面接カードを添削してもらい、模擬面接を受けました。

裁判所の面接でみんなが苦しむのが、志望動機です。

「それ、裁判所じゃなくても良いよね?」とういうツッコミが必ず入るからです。

特に、「法学部で法律を勉強したから~」っていうのはほぼアウトです。

「それ、裁判所じゃなくても良いよね?」の餌食です。

なので、そのツッコミが入らないようにするために、志望動機はよ~く考えないといけません。

志望動機の話だけで面接が終わってしまった、という話を予備校で聞いたことがありました。

裁判所に入りたいと思ったのはどうしてか??

というのをしつこく自問自答しましょう。

第一志望だと特に答えが出やすいかもしれません。

また、実際の面接では、司法試験を受験したことはあるか、今後受験する予定はあるか、

を必ず聞かれると言われていましたし、実際に聞かれました。

その回答一つで落とされることはないと思いますが…実際に同期で司法試験受験者はいました。

結局その人は、司法試験に合格して辞めました。

他には、挫折したこと、ストレス発散方法、大学での活動、裁判部以外の仕事を知っているか、裁判の傍聴をしたことはあるか、裁判所見学会に参加したか(その時の感想)、地方に行くかもしれないけど大丈夫か…etc

精一杯準備しても、面接では想定外のことも聞かれます。

そのときは、素直に答えるのが一番です。

少なくとも、面接で嘘をついていなければ、筋の通った回答ができるのではないでしょうか。

良くないのは嘘をついて、答えがブレることですね。

最終合格

一次試験の足切りをギリギリ回避し、面接も無事に突破して最終合格しました。

しかし、やはり教養科目の6問未回答が響いたらしく、名簿順位は最後のほう。

後ろから数えて5本の指に入るか入らないかくらいの下位でした。

でも当時は、「最近は名簿が余ることはない」と聞いていたし、

「違う管轄の高裁から名簿をもらった」という話も聞いていたので、採用されないという心配はしていませんでした。

ちなみに裁判所は官庁訪問はありません。高順位の人から内定と任地の電話がかかってきます。

私に採用の連絡があったのは3月のあたまです。卒業1か月前ですよ。

ちなみに比較的高順位で合格した人で、任地に栃木を打診された人がいました。

高順位でも、希望地の打診が来るとは限らないんですねぇ。でもその人は断ったそうです。

断るとどのくらい順位が後退するのかはちょっとわかりませんが、その後、東京どうですか、と打診が来たそうです。

私より先に。

なので、断ったからと言って順位の一番最後に回されるわけではなさそうです。

もちろん合格順位にもよると思います。

ちなみに私は、名簿の最後のほうだったにもかかわらず第2希望の任地で打診がありました(受けました)。

余談ですが、合格発表があった後、8月ごろだったと思いますが、説明会のようなものがありました。

内定の電話がまだ来ていない人のために、同じ合格者と顔を合わせて話をしたり、なにか心配なことがあれば質問できるといったような会でした。

そこに来る人は採用同期になりますし、実際に内定をもらって働いています。

内定後

無事に内定が出たあと、もう一度面接があります。面接が行われるのは、内定が決まった任地の地方裁判所です。

そこでは、採用試験ほどの難しいことは聞かれませんでした。

余談ですが、この地裁での面接のときに金髪で面接に来て怒られた人がいたらしいです。

それでも採用されていました。採用されたときはちゃんと黒髪でしたよ。

実際働いてみてどうだった?

実際事務官として入ってみると、みなさんいろいろと教えてくれます。

新人だからというのもありますが、午後5時になったら「5時になったから帰りな」と言って、

帰宅を促してくれました。新人だと帰りにくいですもんね。

月に1回は有給をとるように言われたり、「今月はいつ休むの?」と聞いてくれました。

おまけ

以下、国Ⅱを受けた人の独学経験を少しだけ。

予備校には行かず、大学主催の講義出ていたけど、次第に行かなくなった。
テキストは、そこでもらったものを持っていたので、そのテキスト+市販のスーパー過去問ゼミをやっていた。
数的処理は勉強していたけどほぼ捨てていた。資料解釈と判断推理は勉強していた。解けるものが出ればラッキーと思っていた。
一般教養は、科目の重複があるから専門科目をやりこめば教養も上がる。
例えば、国際政治は世界史の知識を前提としており、国際政治は世界史の知識がないと解けないから、国際政治の勉強をすれば必然的に一般教養の世界史の点も伸びる。

とのこと。

裁判所事務官試験で数的処理捨てたら、落ちますね。

まとめ

以上、記憶あいまい受験記でした。

裁判所事務官一択に絞っていたので、落ちたらもう一年やるつもりでした。

…が、受験勉強後半のほうはモチベーションが下がってきて、やる気がない日があったり、ぼーっとする日が増えました。

そして「もう一年やるといったけど、もう一年は無理そうだなぁ」と漠然と思いました。

塾で知り合った人と話をしてストレス発散したりしましたが、やる気がないものはない。

最後は自分との闘いです。

選択科目が刑法だったので参考にならなかったかもしれませんが、この記事で、ちょっとでも元気になってもらえたら嬉しいです。

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