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裁判所の刑事部に向いてる人

新年一発目は、刑事部に向いてる人を勝手に考えてみました。

目次

刑事部に向いている人

  1. 遺体写真を見ても平気な人
  2. 型にはまった作業をするのが得意な人
  3. 当事者対応が苦手な人

です。

な~んかネガティブなものばかり並んでいますね。

刑事事件は怖い?

裁判と言えば刑事事件!なんて思われる方は多いのではないでしょうか。

テレビドラマでもよくあるのは刑事事件ですからね。

でも、おそらくですが、民事部の方が職員が多いと思います。

そして職員の中には、刑事部の経験がない人もいます。

そういう人や、刑事事件の経験はあっても民事の経験が長い人からは、

「刑事事件は怖い」

という言われることが多いです。

どうしてかというと、

「ちょっとでも間違えたら大変だから」だそうです。

他にも、

「書記官の裁量が少ない」

と言われたこともあります。

「ちょっとでも間違えたら大変だから」

民事も間違えたら大変なことに変わりないと思うんだけどなぁ・・・

おそらく刑事の場合は、身柄を拘束していたりするので、

ミス=人権問題

になるので、それでみんな怖いと思うのだと思います。

「書記官の裁量が少ない」

民事も部署によっては書記官の権限でやる仕事が多い部署もあるんです。

例えば支払督促という手続きは、書記官がすべて行うので、裁判官は関与しません。

支払督促の内容に異議が出ると、裁判になって初めて裁判官が判断をします。

こういう部署を経験して、「性に合っているなぁ」と感じると、裁判官の指示どおりに動くという仕事は面白くないのかもしれません。

裁判官の指示に従うという点では、民事の立会いも同じだと思いますけどね…

それでも、民事事件の場合は、当事者同士が「これで良いです」と納得すればOKなので、

当事者同士がスムーズに訴訟を進行できるように工夫したり、書記官サイドでできることは多少なりともあると思います。

それで無事に紛争が解決すると、やりがいを感じるかもしれません。

それに比べると、刑事は本人同士が「これで良いです」と言えはOK、というものではありません。

裁量は少ないけれど、淡々と事件を処理していくのが得意だったりする人は、刑事はやりやすいのではないかなと思います。

遺体写真を見ても平気な人

刑事事件なので、証拠写真としていろいろなものが出てきますが、

刑事事件が苦手な人が言うのは、

「遺体の写真が見られない」

です。

私も、身体が傷ついたものや、身体の一部がない、逆に身体の一部しかない、という写真もいろいろ目にしてきました。

これは、苦手な人は本当に苦手で、裁判官でも苦手な人はいます。

苦手なりに、証拠写真と向き合っていましたね…

裁判官も人間なのです。

型にはまった作業をするのが得意な人

型にはまっている、というとなんだかマイナスなイメージですね。

融通が利かない、という言い方もできます。

そんなこと言ったら公官庁なんてどこも融通きかないですけどね☆

法律に縛られるんで(゚д゚)(。_。)ウン融通利かせておかしなことになったら大変ですからね。

刑事事件は民事事件に比べて厳格なので(民事事件がいい加減ということではありません。)、先ほど言ったように

当事者がOKと言ったからそれでOK、とはならないのです。

でも型にはまってる方が、他のことに注力してミスを減らせる、という考え方もできると思います。

ものは考え様。

ただ、めったに来ないような手続きが来ると、右往左往の大慌てになるということも。

そういう時は、経験者がいないかどうか、他の部の人に聞いたり上司に聞いたりして、何とか乗り切ります。

私は、淡々と作業するのが好きなので、やっていて割と楽しかったです。

当事者対応が苦手な人

民事や家事だと、弁護士を付けずに自分で訴訟をする人もいます。

そういう人が窓口に来たり、電話をしてきます。特に家事部は本当に大変です。

他方、刑事ではほぼ弁護士がついていますので、基本的には弁護士とのやりとりになります。

もちろん弁護士が付く前は、在宅起訴であれば本人が窓口に来たり電話をしてきたりしますが、

人数としては、本当に少ないです。

なので、当事者対応が苦手、電話が苦手、という人は、民事部や家事部よりはホッとできるのではないでしょうか。

コミュニケーション能力が必要です!というのはいつも言われていることですが、

コミュニケーションがとれることと当事者対応が得意かどうかは、別物だと思います。

いくら当事者に分かりやすく話したからといって、納得するかは別の話なのです。

納得しなくても、裁判所だけでなく公官庁はできることが法律で決まっているので、

「○○しろ」

「できません」

の応酬になるのです。

ちなみになかのひと、当事者対応は

苦手です。

まとめ

独断と偏見で刑事部に向いている人を書いてみました。

当事者対応苦手な私は、民事や家事は苦行でした…

刑事部も当事者対応ゼロではないけど、民事や家事と比べると圧倒的に少ないので気持ちは楽です。

当事者対応好き!という人は、どこでもやって行けそうだなぁ、と思います。

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